ワールドカップで好成績を残すドイツ 不参加の黒歴史

ジャンプシュート

サッカー世界一の国を決めるために4年に一度開催されるワールドカップは、世界最大のスポーツイベントとして多くのサッカーファンを熱狂させます。その歴史は1930年のウルグアイ大会から始まり、2018年に開催が予定されているロシア大会で21回目を迎えます。

過去20大会の中で最も優勝回数が多いのが5回のブラジルですが、安定して好成績を残しているのはブラジルに次ぐ4回の優勝回数を誇っているドイツです。ドイツが決勝戦に進出した回数は8回もあり、これはブラジルの7回を上回る数字となっています。また、準優勝が4回・3位が4回という数字はいずれも世界最高回数であり、ベスト4・ベスト8への進出回数も世界一なのです。

特に近年のワールドカップでのドイツの勝負強さは素晴らしいものがあり、2002年の日韓大会から2014年のブラジル大会まで史上初となる4大会連続ベスト4以上を記録しています。

ただ、ワールドカップでのドイツの歴史は輝かしい成績だけではありません。ワールドカップは1942年と1946年の2度、第二次世界大戦のために大会中止となりました。そして、その第二次世界大戦が終わり大会が再び開催された1950年のブラジル大会には、第二次世界大戦が勃発した原因を作ったドイツはFIFAへの復帰が認められなかったために不参加となっています。

このようにドイツは、ワールドカップにおいて輝かしい歴史を持つ反面で黒歴史ももっているのです。