ヨーロッパサッカー(CL EL リーグ戦) 優勝予想の難しさ

サッカーの本場といえばヨーロッパですが、その分強豪チームが数多くあるため、カップ戦やリーグ戦の優勝チームを予想することは容易ではありません。特に各国のリーグ戦の上位チームがしのぎを削るチャンピオンズリーグ(CL)やヨーロッパリーグ(EL)では下馬評を覆す意外なチームが優勝したケースが過去に何度もあります。例えば、2003-2004シーズンのCLでは、前年度にプレミアリーグで無敗優勝を成し遂げたアーセナルや前回王者のACミランなどが次々に敗退する中で優勝したのはポルトガルリーグから参戦していたFCポルトでした。このチームはその前年にもELの前身であるUEFAカップを制しており、2年続けて破綻を巻き起こしたといえます。

次に国内リーグに目を移すと、近年で最も優勝予想が難しかったのは2015-2016シーズンのプレミアリーグでしょう。同リーグにはBIG6と言われるマンチェスターユナイテッド、マンチェスターシティ、アーセナルや、チェルシー、リバプール、トッテナムが所属しており、これらのどこかが優勝すると思われていましたが、蓋を開けてみれば残留できれば御の字とみなされていたレスターシティが快進撃を続けて優勝してしまったのです。このようにヨーロッパサッカーは常に波乱がつきものであり、その分優勝予想が困難であると言えるでしょう。

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